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お持ちのANCA CNCマシンの生産性を最大限に

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個人情報保護方針

 

今年はお客様に、優れた加工条件を実現するにはどうすればいいか、確実にしっかり伝わるようにしたいです。3月には10ポイントのアドバイスを共有しましたが、今回は設備をベストな状況にするために役立つ情報です。以下の基本的なポイントに従っていただければ、加工結果にその違いが現れます。

ANCAのプロダクトマネジャーであるアンドルー・リッチーがコメントしました:「私達の目標は、お客様がANCAのマシンから、最大限のパフォーマンスを引き出せることです。そのために役立つ、幅の広いサポート方法を提供しています。例えば、マシン メンテナンス の内容はユーザーマニュアルにあり、お客様が行うべき定期的なメンテナンス内容が詳しく紹介されています。ANCAではそれに加え、定期的なメンテナンス契約というオプションもあり、その場合は事前に予定されたサービス点検にて、マシン故障の予防になるメンテナンスが行われます。」 

「お使いの機械や設備について気になることがあれば、適するサプライヤーに連絡することをお勧めします。それが例えば電気関連であっても、圧縮空気の事やクーラントシステムとクーラント自体であっても、」とアンドルーが語りました。

電源を上手に扱う

• お使いのマシンがどのブランドであっても、電気アース関係およびRFフィルターを含む電源回路部品、変圧器などがマシンの要件を満たしていることは大切です。
• マシンを、ノイズが発生する機器を繋げている電源ボードには繋がないこと。例えば電気溶接機や放電加工機などから発生する周波が原因で、研削盤への電源の質が落ち、マシンのパフォーマンス悪影響を及ぼす事があります。
• 資格の持った電気技師にマシンの電気回路およびすべての電気接続のワイヤーリングを、建物と機材全ての電力使用量を計算しながら、行ってもらう必要があります。

圧縮空気の重要性

• 圧縮空気はきれいで不純物のない状態でなければなりません。低圧エアパージは、ANCAのマシンにおいて、コンタミネーションが起きないように、加工スピンドル、ワークヘッドスピンドル、サーボモーターとそのエンコーダーに、クーラントが浸入しないように使用します。圧縮空気サプライは汚れた液体や不純物を含んでいてはいけません。(油・水なし!)
• ANCAは空気圧縮機にエアドライヤーを取り付ける事と、空気質が ISO 8573-1 クラス 4の規格を満たしている事を強くお勧めします。湿度が高いのは年に数週間だけの地域では、結露がモーターのワインディング(ねじり目)に達したり、エンコーダーの表面に付いたりして、早期に高い費用の掛かる故障を起こすことがあります。
• 空気サプライはそのマシン自体のコンフィギュレーションによって、空気圧も消費量のニーズが変わりますので、その事および施設にある他のマシンの事を配慮して調整する必要があります。効率の悪い圧縮機を使用中し、マシンが多数ある施設では、常に高リスの悪い運営を続けるのみならず、圧縮機から一番遠く離れたマシンには空気不足の問題が発生することが多いです。
• 空気圧縮機の定期的なメンテナンスを行い、空気質を維持し、汚染されない状態を保ちましょう。

システムに合ったクーラントを見付ける — 冷却器、あればフィルター、そしてクーラント油を含む

• クーラントシステムの高さは、重力がクーラントをクーラントシステムに返す役割を果たせるように、マシンのクーラントアウトレットより低い位置でなければいけません。マシン自体を持ち上げる方法で、クーラント排出の問題解決に繋がる事もありますが、オペレータにとってマシンのインタフェイスが使いにくくなる可能性もあります。
• ANCAは、マシンを極力床に近い低い位置で水平化をすることを強く勧めます。それは加速状態においての剛性を得るためです。
• ANCAマシンは、フィルターを通った油性のクーラントを使用するように設計されています。水性のクーラントを使用することはお勧めできませんし、マシンの保証を無���にしてしまうこともあります。お勧めのクーラント種類のリストを、ANCAの担当にご依頼いただければ提供させていただきます。
消火システム
• 消火システムは、マシン内の火事による大きな損害に対する保険と安心を提供します。
• 油性のクーラントを使用する場合で、特に無人オペレーションの状況においては、自動消火システムを強く勧めます。
• オプションでパイロゲンの消火システムもANCAマシンに付ける事ができます。その他の種類のシステムを検討したいお客様は、ANCAの担当がサポートしますので、お問い合わせください。
• オプションで選択していただけるミスト抽出器シャットオフ機能は、火が工場の管のネットワークに移って災害の更に拡大する事を避けます。

床の状態とマシンの位置付けも重要です。床は状態の良い平らなコンクリート(ひび割れや拡大ジョイントが出来ていない状態)であることが大切です。それからマシンはアクセスできる位置にあり、振動を起こす他の機材などと近接していてはいけません。

記事の中身についてご質問があれば、お近くのANCAの担当にお問い合わせください。

 

14 5月 2018