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新たにTX7に乗り替えた、イギリスのパンチ製造会社I Holland!

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I Holland(アイ・ホランド)はイギリスの会社で、錠剤用のパンチと金型を世界の製造者に供給しており、研削製造工程を向上するためTX7+sを活用しています。さらに、I Hollandは洗剤や化粧品、獣医用製品からTicTacのような菓子類の製造用のパンチと金型まで、その錠剤製造技術を応用しています。
 

イギリスのI Holland社オペレーターのリー・マースデンと、シニアオペレーション・マネージャーのジョン・ウォロチャック


革新への確約

I Holland は、品質と革新、そして錠剤製造の理解を重視し、革新的な材料と製品の開発を確約しています。多様なコーティング、金属、ツールのメンテナンスを含む要素を、I Hollandは幅広く研究してきました。

I Holland はパンチツールの高い生産力をもち、今年は30%の増産を目指しています。TX7+購入以前、I Hollandはその厳しい品質基準と高生産性を実現するため、ANCAのパンチ専用研削盤 PGXを使用し、その性能に大変満足していました。


I Hollandは複数砥石パックで時間とコストを削減

ジョン・ウォロチャック氏は語ってくれました。「ネック研削には粗い砥石を使用し、表面仕上げが重要なヘッド研削には細かい砥石が使える複数砥石パックというアドバンテージのある、新しいTX7+を2台購入しました。TX7+のおかげで、砥石コストからセットアップ時間まで削減できました。TX7は比較的小さな砥石を使用するので、コスト面でとても有利です。望外のメリットとして、一人のオペレーターが手軽で安全に砥石パックを持ち上げられるので、通常15〜20分かかる取り付け時間を2~3分に短縮できました」

I Hollandが製造するパンチの多くは、幅の広いパンチヘッドとその後部の長いネックの逃げなど、複数の要素の研削を必要とします。研削砥石が1枚だけだった従来のパンチ研削では、二つのオプションの中から、一つの方法を選ぶ他ありませんでした。特定のパンチの最も細かい表面仕上げの要求に合わせた1枚だけ研削砥石を使用する方法では、パンチ外側の粗研削作業では無駄が生じます。もう一つは、異なるセットアップで異なる要素を研削する場合ですが、これはオペレーターとマシンタイムの面で無駄が生じます。TX7+なら、同じセットアップで複数の砥石パックを使用できるので、現在I Hollandでは各作業に専用の研削砥石パックをセットアップできるのです。   
 

I Holland がTX7+で製造したブランク工具と完成パンチ


TX7はI Hollandのパンチ製造能力をいかに向上させているか

ウォロチャック氏いわく、「当初、ANCA TX7+とPGXを比較しても生産性の差は定かではありませんでした。しかし今になってわかったのは、TX7+は作業工程を向上する機会を提供するだけでなく、PGXと同レベルの生産性を実現していることです。比較的小さい砥石パックなので導入コストも抑えられ、セットアップ工程を変更することで、以前のように別のパンチに移るたびに砥石プロファイルを再ドレスしなくて済み、特定形状のパンチ専用の砥石パックを使用できます。こうすることで製造時間とコストを削減でき、少数バッチ研削に柔軟に対応できます。」

 

(ANCA PGXなどを使用した)

従来のパンチ研削

ANCA TX7+を使用したパンチ研削
(最初からの)セットアップ時間 2~3時間 15分
サイクルタイム 27分  15分
研削砥石 従来の研削加工用砥石 cBN砥粒砥石

TX7+ と従来のパンチ研削盤で、TicTac(菓子)用パンチ製造時のセットアップと研削サイクルタイムを比較

 
従来のパンチ研削盤とTX7+を比較すると、長いフラットなパンチ面の中央に反転加工痕が残らないという別の利点をI Hollandが見つけました。この反転加工痕マークは通常測定不可(1ミクロン以内)ですが、見た目が悪いため、お客様の立場から見れば当然喜ばしいことではありません。TX7+は5軸の研削盤で、フラットパンチ面の全長をZ軸が渡るため、この問題は生じません。フラット面の中央でC軸の反転動作が避けられない、従来の3軸パンチ研削盤ではこの問題が生じてしまいます。 

 

TX7+を使用して錠剤パンチを製造しているI Holland

ウォロチャック氏は、「I Hollandは、TX7+の5軸やマルチ砥石パック、小さな砥石などの機能を活用し、継続的に生産性を高めることを確約しています。セットアップなどを工夫することで、さらに時間とコスト削減につながることを確信しています。」と述べました。

TX7+製品マネージャーのダンカン・トンプソンが加えます。「I Hollandのような会社が、従来のパンチ研削技術からTX7+に代表される最新の工具研削技術にアップグレードすることで、生産力を高めていることは素晴らしいことです。TX7+に初めてのパンチ研削アプリケーションを導入した際、工程の微調整は何ヶ月もの研究が必要でした。従来のPGXに使用されている大型酸化アルミニウム砥石と比べ、TX7+では200mmのCBN砥石を使用していますが、同等もしくは、さらに高い加工能率を常に実現できています。」

「I Hollandのようなパンチ研削を行っている会社にとってさらに重要な利点は、TX7+を別の特殊パンチや研削作業に活用できることです。従来の3軸パンチ研削盤は、標準形状パンチの外径のみが研削可能でした。5軸のTX7では、端面ウィスパーやシェア、ルーフトップ角などの加工もできます。加えて、5軸あるTX7+と専用のソフトパッケージを利用し、キーホールパンチ研削も行える柔軟性があります。これは、製造業者にまったく新しいパンチ市場を開きます。」とトンプソンが語りました

ANCA TX7+ を利用したI Hollandのパンチ研削の実績は、TX7+が専用研削盤よりパンチ研削性能を高めることを証明しています。


 I Hollandのホームページを閲覧

2 12月 2011