ニュースレターを発行 2018年4月

CNCマシンは、最大の生産性と同時に最高のパフォーマンスを得るための、いくつかの基礎原則があります。マシン自体のみならず、施設のインフラストラクチャーの整備も非常に大切です。特に電力、空気、クーラントは欠かせません。
ANCAのプロダクトマネジャーであるアンドルー・リッチーはコメントしました：「私達はお客様のパートナーとして、マシンインストレーションが正しく行えるように協力していますが、その後、CNCマシンを使いこなせるための基本知識も必要になります。」

トルーエッジグラインディング（Tru-Edge Grinding）社は、最高のパフォーマンスを実現できるように施設のセットアップを行うことの大切さを実感しています。生産性を二桁程向上させながらも、4％の節電を達成できました。
トルーエッジグラインディング社はアメリカ合衆国オハイオ州のセント・ヘンリーにあり、精密工具の生産および再研磨のサービスを提供しています。その顧客は、航空宇宙産業、自動車産業、食品関係、医療、鉱山、工具、金型、木工を含め、広い幅の産業にわたります。

生産のディレクター デイビッド・バルスターは述べました：「トルーエッジでは、電気関係の問題やマシンの電子的な問題と長年戦って来ました。私達が所有している16台のANCAマシンに繋がっている3フェーズ電力の電源を分析した結果、パワーボードをアップグレードし、ケーブルもより高い品質のもので大きいゲージワイヤーのものに買い替える事にしました。」

工学のディレクター フランク・セーガーは追加のコメントをしました：「パワーボードを買い替えて施設のワイヤー関係も入れ替えることは、マシンのアップライムという意味でも、大切な出費削減の意味でも、投資した金額以上に価値が戻ってきています。」

電源改善によって得られた主なベネフィット：

1. 電気の効率向上。全体的な電気消費が4％削減。

2. マシンアップタイムの増加。全体的なマシン生産性の向上を実現。

3. スペアパーツ費用を削減。主に電気・電子関係の問題の削減によるもの。

4. サービス関係の出費を削減。サービス関係の電話回数およびサービス技術者の現場訪問の低減。

バルスター氏は続いて述べました：「私達は週末、いつもマシンの電源を切っていたのですが、また立ち上げた際に電力のスパイクが発生し、マシンの問題の原因となっていたので、切らないことにしました。しかしANCAの自動アイドルシャットダウン機能があるので、手動で電源を切らないことにしていても、全体的な電力消費の増加はありません。」

施設のインフラストラクチャーに投資すると、大規模な生産性向上および出費削減に繋がり、また、マシンの寿命を延長させます。ANCAから提供される「インストールおよび設置場所の準備マニュアル」（Site Preparation and Installation Manual）にて、必要な補助的なのサービスについても説明しています。マシンがインストールされる前に、お客様に是非マニュアルをご一読いただき、ご質問があればお近くのANCA担当にご連絡いただくことをお勧めします。

Tru-Edge Grinding factory in St. Henry, Ohio, USA

29 4月 2018