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2013年12月
さあ、あなたのANCAマシンで、シュンクテンドーコレットシステムとロボメイトローダーが使用できます。ANCAは、最近、シュンクテンドー油圧コレットシステム用のロボメイトローダーを発表いたしました。シュンクコレットは、高剛性で触れ精度の高いことから、様々なところで使用されています。このシステムは、優れた振動減衰性により、より良い表面仕上げと、工具寿命の向上に役立ちます。
自動調整グリッパーヘッドで、引っ掛かりを防ぐ
このロボメイト/シュンクシステムは、厳しい公差を求められる、アダプターとコレット、そしてコレットと工具の自動ローディングという課題を解決します。工具、またはシュンクテンドーコレットをローディングするため、ロボメイトローダーの新しいロボットヘッドとグリッパーを、ANCAが開発しました。通常ローディング中に工具、またはコレットが引っかかることがありますが、特別なグリッパーヘッドにより、工具を保持するグリッパーは、予想される位置ズレに対応し、僅かに動くことでこのズレを補正します。コレットと油圧コレットアダプター間の<0.01mm という、非常に小さい公差の場合にも引っかかりを回避します。
左はコレットがシュンクアダプターにロードされている様子。右はコレットに工具がロードされている様子。
複数工具直径に対応する自動ローダー
このシステムにより、 ANCAユーザーがロボメイトローダーとシュンクテンドー油圧コレットシステムを使用し、複数の工具直径サイズを自動でローディングできます。特に、小バッチまたは中バッチで異なるシャンク直径の工具を、一度のセットアップで製造、再研磨する際に役立ちます。
たった2つのコレットサイズでOK
独自のグリッパ設計で以下のローディングが可能に：
20mm OD コレット
最大Ø16mmの工具を保持
32mm OD コレット
最大 Ø28mmの工具を保持
ANCAロボメイトと併用するシュンク テンドーアダプターとバヨネットコレット
高い柔軟性をもつシステムのカギは2つの万能コレットサイズです。外径32mmのコレットは、より小さな外径20mmのコレットが保持する工具も保持でき、さらに最大Ø28mm の工具も保持できます。各工具径に一つのコレットで足りるため、ツーリングコストを最小限に抑えられます。自動ローディング中には32mmまたは 20mmコレットが使用可能です。2つのコレットサイズ間の切り替えは、コレットアダプターを手動で交換する必要があります。
コレットラック
コレットはロボメイトローダー内のコレットラックに保管されます。 32mmと20mmコレットは、サイズの異なる6本を収納可能な別々のコレットラックに、オペレーターから見えるように保管されます。
前面にはコレットラック、背面には3本の���レット
ソフトウェア
ロボメイトソフトにより、オペレーターは異なる直径と種類の工具グループをセットアップし、必要に応じてローディングするコレットを割り当てることが出来ます。さらに、工具ブランクのローディングを、実際にコレットを交換することなく、コレットアダプターに直接プログラミングできます。
パレットストリップ
シュンクコレットシステム用に、異なる直径に対応した３パレットストリップシステム
複数工具直径ローディングを促進するため、ANCAは通常のロボメイトパレットを、3分割したパレットストリップを開発しました。つまり、一枚のパレットに最大3つの異なる直径の工具をロード出来ます。
ローディング／アンローディングの際はパレットストリップをペアとして使用します。
一つのパレットストリップの工具許容本数は以下の通りです：
- 3～20mmの工具: 162本(3 x 9本／ストリップ)
- 16～32mm の工具: 84本 (2 x 7／ストリップ)
すべてのANCA工具研削盤に対応
ロボメイトローディング シュンク テンドー 油圧コレットシステムは、ANCA工具研削盤の全製品ラインに対応しているため、貴社システムを標準化し、必要な設備を削減できます。
利点
· 異なる直径／種類の工具を自動研削
· 各直径に対して、一つのコレットで複数本の工具を加工できるため、ツーリングコストを削減
· 自動調整グリッパヘッドにより工具／コレットのローディング時の引っかかりを回避
· 完全無人運転に対応
· 少量多品種なものが多い再研削工場に最適
· 自動ローディングはPMH 5 ジョーチャックやSchaublinコレットなどのワーク保持システムに対応
詳細は最寄のANCA代理店にお問い合わせ下さい
2 12月 2013