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トルコ工具メーカー トゥカー(Turcar)がスマート工場を作る

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トルコ工具メーカー トゥカーが、統合製造のライツアウト機能付きのスマート工場を今開発しています。

Turcar社の生産マネージャー、タリク・オズツルク氏が話しました:「トルコは今急性長中で、トレンドをよく観察していれば、現れた機会を掴む事ができる状況です。宇宙産業、自動車、防衛、工学関係の産業が特に発展してきており、私達もこれらの産業において成長できていることを嬉しく思っております。」

トゥカーはファミリービジネスとして2005年に設立されました。ソリッド超硬切削工具に加えて、ソリッド超硬のインサート部品、工具カッター、および工具ホルダーを提供しており、このような完全なサービスのラインアップをお客様に提供する初めてのトルコの会社でもあります。

タリク氏が続けます:「年月が経つにつれて、市場にサービスを提供する戦略も変わってきました。2013年までは主に特殊工具を生産していました。切削工具の再研磨は当社にとって今もとても重要な分野ですが、通常の製品に対する興味も増えていることに当時気が付きました。お客様はトゥカーの製品を連続で購入したい傾向があり、それをきっかけに大量生産に投資する事にしました。」

「切削工具以外にも工具ホルダーを含めたホルダーを提供するようになり、このラインアップも成功しています。今6500本以上の製���がレパートリーにあり、これほど幅の広いラインアップを持つトルコの会社として初めて、そして、今も国内唯一の会社であることから、トルコをリードする工具メーカーとしての評判を得ています。」

 


「今日の生産技術は私達の成功のカギとなっており、成長中の市場の中でも会社として成功し続けられている理由でもあります。トルコのトップの工具メーカーとして、最新技術を用いて、最高の品質の工具を生産するよう、心がけています。」

トゥカーはリニアモーター付きのMX7を購入しましたが、この技術で、トゥカーは高精度切削工具の新しい基準を作っています。それにRoboMateローダーが加わることで、MX7が大量の注文を短時間で効率良くこなすマシンとして最適です。実際にトゥカーの2台のMX7は年中無休、24時間稼働中との報告がありました。

今日のソリッド超硬ドリルは、公差の指定が非常に厳しいものです。トゥカーはソリッド超硬ドリルの連続生産のために、MX7にiViewとP軸を加える事にしました。この投資のおかげで、今まで以上に経済的に工具を生産することができています。

iViewは加工された工具をマシン内で、コレットから取り出すことなく測定するシステムです。加工された工具の形状をiViewカメラで確認でき、iViewソフトウェア上で理想な形状と比較できます。そして、その理想と現状の差を自動的に加工行程で補正します。P軸があると、手動介入せずに、異なった長さの工具に心押台を合わせて調整することができます。

タリク氏は結論を話しました:「従業員の知識とモチベーションは、実は技術と同じぐらい大切です。従業員が専門家であり、複雑な工具の再研磨においても加工においても、技術を持っていることを、私達は誇りに思っています。そのおかげで、どんな依頼をいただいても、お客様に効果的なソリューションを提供できます。」

「RoboMateの自動工具ローダーを用いることで、従業員が製品開発や研究にかけられる時間が増えました。2台目のマシンにも、RoboMateを付けたのはそれが理由です。オプションのLaserPlusも装備することで、非常に安定した工程になり、測定と、必要であれば補正も、自動的に行われるので、不良品を最小限に抑えられます。」

RoboMateローダーは、ANCAの工具研削盤に装備できる標準の自動化システムです。自動ローダーは容量を増やし、更にANCAの複数種類のマシンに共通して装備できることで、トレーニングの必要性を抑えます。つまり新人スタッフも、より早くトレーニングが完了し、既存のスタッフは、一種類のマシンで、この製品のトレーニングを受けていれば、その知識を複数のマシンで兼用できます。従業員不在による専門知識不足という問題が少なくなるという利点もあります。

タリク氏が続いて語りました:「RoboMateは利点が沢山ありますが、一番は、マシンが使われずに置かれている状態の代わりに、自動化することによって、生産性を大幅に上げられる事です。工程の精度もこの技術の利点の一つで、まさしくその精度の優れた表面仕上げは、お客様が私達を選ぶ理由なのです。」

弊社では、加工の形状の精度を非常に重視しています。私達が加工する全ての工具は、最新技術の機材によって測定され、記録されるのです。このデータは私達の企業計画ソフトウェアに保存されます。この発展で、スマート工場に進化していく方向に動いていて、それは多くの利点があります。」

 

REDAXという生産及びマシンのモニターリングソフトウェアをインストールすることで、データ分析の可能性を今まで以上に拡大させることができました。この優秀なソフトウェアのおかげで、より正確に生産のトラッキングを行えます。つまりマシンの現在の状況と活動をトラッキングして、そのデータを生産工程の計画を立てるのに用いる事ができます。例えば、CPとCPKの値とスピンドル温度の値を基に、これから発生する可能性があるとみられるエラーを予期して、素早く補正して、予防できます。」

「ANCAの実行中の製品開発も、しっかり観察しています。その内容はソーシャルメディアで更新されているので、次にどんな機能が出てくるか、どんな風にしてよりマシンを使いこなせるかのアイディアがもらえて、それが新しいプロジェクトを受け入れられる判断にも繋がります。」

22 6月 2018