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ライツ社、ANCA FX7自動化への投資で競争相手に勝つ

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オーストラリアの木工業界には、正逆リードスパイラルルーターに対して、大きな需要があります。この需要が増加するのに連れて、ライツオーストラリア社が他社の正逆リードスパイラルルーター供給への熱い競争から、自社の立場を守る必要が生じました。
 

ライツは、無垢材、木材由来の材料、プラスチックや複合材料の工具製造社として世界リーダーとして、競争相手より有利な立場を維持するには、コスト及びリードタイムの削減が唯一の方法であると知っていました。
 

ライツオーストラリアの戦略の大切なポイントの一つは、当社の条件を満たす適切な、切削工具を含めて生産できる工具研削盤を見つける事でした。ライツオーストラリアの全国プロダクション兼サービスマネジャーのチャールズ・ジョール氏が話しました:「ライツは、市場の需要にこたえるにはマシンは生産性が高く、ライツ社設定の厳しい公差を満たす物でなければいけないことに目を付けました。ローカルの顧客サービスとアプリケーションサポートも重視するポイントでした。」
 

複数の切削工具兼用工具研削盤の詳しい評価を行った後、ライツオーストラリアはANCAのマシンは市場の中で最適であるとの結論に至りました。
 

2016年にはFX7リニアCNC研削盤が設置されて大容量のファナックロボットローダ及びANCA Motionの円筒形LinXリニアモータ(ANCAの特許付き)、それから19インチのタッチスクリーンと、セットアップを簡単にする手持ちペンダント付きで設定されました。
 

ジョール氏のコメントがこのように続きました:「3日間のオペレータの基礎トレーニングを行ったら、マシンはフルの生産容量で稼働していました。FX7は設置されてから1万本弱もの工具を生産しているので、私たちはマシンのアップタイムについて大喜びです。」
 

「自由の利くソフトウェアと時間削減も、決めるのに重視する機能でした。3DCimulationのソフトウェアをオフラインのPCで使用することで、マシンが稼働中の間に次に生産する工具を決めることもできます。」
 

「3DCimのソフトウェアは工具を全ての観点から確認や計算できます。寸法、幾何学、プロファイルなども含め、対応しており、これが加工中の問題を避けるために、事前に芯厚などを計るのに欠かせない存在です。このソフトウェアは工具設計及び加工設定に必要な時間を削減し、精度の高い工具が開始地点で作られるようにすることで実際にコスト削減にも繋がります。」


FX7のメリットの一つは、リード時間の短縮です。マシンは特殊な工具の圧速な生産を実現させるためにロボットローダーがあり、大量でも数日以内に提供できます。更に、Ø8mmのルーターでは最大320本(Ø3mmでは最大840本) までの生産容量があり、以前正逆リードルーターの生産に使用していたマシンの4倍もの容量です。


「全ての生産が大量で行われなければならない訳ではありません。このマシンは、同じ外径であれば、複数の工具種類を一台のパレットで対応できます。少量の5本~10本ずつの工具を30種類も、同じパレットから一回の生産セットアップで加工することも可能です。」 


「オーストラリアの製造産業はインダストリ4.0へと動いていおり、この部門でも世界各地のレベルと並べるためにはANCAの最新の発展を手に入れたかったのです。その大一歩として、ANCAはManagement Suiteというソフトウェアパッケージを提供しています(工具管理、砥石管理及び生産モニタリングのシステムです)。」
「効率的な生産とマシンモニタリングは、私達の利益性を維持できるように、そして現代の世界で競争できる状況を維持するには、欠かせません。Management SuiteはCNC研削業界の規定概念を覆すような発展であり、リアルタイムで生産データを発信してくれつFX7の工程パフォーマンスをモニタリングし、情報を基にオペレーションの調整を決めることを可能にします。」とジョールが話しました。


ANCAのマシン ノティフィケーション ソフトウェア (MNS) は、メンテナンスを行う必要があるタイミングで、お客様にお知らせをする機能が付いています。結果として。生産の流れが止まることなく、ダウンタイムを削減できます。

 

上記:ANCAのマネジメントスイートのシステム設計の概要
 

FXリニアマシンは広い作業スペースを持つにも関わらず、必要とする床面積はコンパクトです。マシンのC軸に砥石を置く事(熱影響を避けるため)や、工具も砥石もローディングするファナックロボットを含め、FXリニアのどの部分も、精度向上及び生産性向上と、作業者の業務が大幅に簡単になる目的で開発されています。


最後にジョールが述べました:「節電のために、FX7はアイドルシャットダウン機能が付いており、マシンがある時間使われていないアイドル状態になれば自動的にオフになる設定ができます。これで、金曜日に工具の生産を開始して、週末中二終了する場合に自動的にシャットダウンする事で節電できます。」

 

 

上記:ライツオーストラリアに設置されているFX7リニア
 

(左から:ライツ社のチャールズ・ジョールとクリス・ジョーンズと、ANCAのアンドルー・リッチー)

ライツグループはドイツで1876年に創業され、今日は2900人の従業員、6か所の工具生産所と120か所のサービス(工具再研磨)センターを持ち、評判の良いグローバルな存在となっています。