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クーラントホールを検出する新しいヴィジョンシステム

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新製品RoboMate ヴィジョンシステムはクーラントホールを自動検出

 

近年、ディープホール・ドリルアプリケーションとオイルホール付ブランク研削全体のコスト削減に対する需要が高まりつつあります。オイルホール付ブランク研削のコストを削減するにはサイクルタイムの短縮が必要です。つまり、より高いRPMとより高速な送り速度のドリル運転が望まれます。しかし、それだけではより高温で発熱し、ドリルの寿命が短くなってしまいます。
 

高性能ドリルの多くには、刃先に直接クーラントを届けるための内部「スルー」クーラントホールがあります。クーラントはドリル作業の際に発生する熱を抑え、チップ排出を高めます。

 

RoboMate ヴィジョンシステム

 

クーラントホール付ドリルの高まる需要

 

需要が高ずるにつれ、切削工具製造者は今まで以上に多くのクーラントホール付ドリルを製造しています。クーラントホール付の工具は、クーラントホールがあらかじめ形成されたドリルブランクを使用して製造されます。フルートとへリックスに対してクーラントホールの位置を知る必要があります。通常はタッチプローブを使用してマシン内部で測定されますが、この方法では研削サイクルタイムを長引かせます。ANCAは、RoboMateローダーに搭載されたヴィジョンシステムを使用した自動点検プロセスを開発することで、クーラントホールの位置決めができるようにしました。
 

RoboMateは、ANCAマシンの全機種に対応した共通のローディングシステムです。ANCAはCognexカメラをRoboMateの中に搭載し、視覚認識システムを統合することにより、クーラントホール検出を可能にしました。ヴィジョンシステムをRobomateに統合することで、点検とクーラントホールの位置は研削工程外で決定します。これにより全体の製造時間を短縮できます。



 

ドリル上のクーラントホールを検出中のヴィジョンシステム

 

2つのクーラントホールをたった10秒で検出

 

ANCAのヴィジョンシステムは、最小直径0.1ミリのクーラントホールを認識/検出できます。ドリル直径範囲は3ミリから20ミリです。ヴィジョンシステムと兼用のカメラは10秒以内で画像を取り組み、2つのクーラントホールを検出し、異なるドリル先端角にも対応。ドリルタイプとジオメトリーにより、カメラのフォーカスや明るさなども簡単に調節できます。
 

ヴィジョンシステムには、工具を掃除するエアブラスト機能と、規格外の工具またはクーラントホールの位置を検出できない工具を保管する、不合格品ステーションという機能も含まれています。この2つの機能は共に、工具がマシンに入る前に正しいクーラントホール位置を確実に把握します。同時に、不良品の見逃しやオペレーター介在の必要性も解消します。
 

ほかにもヴィジョンシステムを使えば、クーラントホールの測定だけでなく、別タイプの工具でも検出/測定できます。その応用範囲は限りなく、必要なのは「アイデア」と少しの「ヴィジョン(展望)」だけなのです! 
 

• クーラントホールの自動検出
• セットアップとサイクルタイムの短縮
• 非接触測定により工具損傷の可能性を排除
• TXcell、 TX7、 MX7、 MX5、 GX7 と RX7工具研削盤に取り付け可能


詳細または製品デモンストレーションについてはANCAにお問い合わせ下さい。


 

12 8月 2013