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ANCAのMX5とTX7のおかげでアーユド・ツール社が生産を30%アップ

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インドのアウランガバッドに本社を持つアーユド・ツールは、高精度と繰返し精度、
そして10ミクロン以内に制御したウェブセントラリティーを実現

アーユド・ツール社は、西インドの製造センターである、マハラシュトラ州のアウランガバッドにあり、1990年以来、切削工具の製造に携わっています。情熱的で経験豊富な専門家であるへマント・ダデ氏が導く当社は、顧客に合わせた特注ソリューションと信頼性の高い工具で、競争の激しいインドの切削工具市場でもニッチな工具を作り上げる事に成功しています。


TATA モーター(当時はTELCO) やSandvikと言った会社との仕事を経て、へマント・ダデ氏は、国内で一番信頼される切削工具サプライヤーになろうという目標で、アーユド・ツールを創業しました。
 

「ハイス工具を1990年より製造し始め、その後1995年からロウ付け超硬切削工具を製造をするようになることで、グループとして進歩しました。2003年には、製造産業の需要に答えるためにソリッド超硬切削工具を製造し始めました」と創立者でもある社長のへマント・ダデ氏が語りました。
 

インドの製造産業はどんどん新たなレベルへと昇っていく中、自動車メーカーや道路交通業界は巨大なニーズが生じました。これをきっかけに、いくつかのグローバルOEM企業もインドで工場を持つようになりました。国としてのFDIが増加すると共に、高精度な工具の需要は、絶えない状況になるのでした。

 

「2009年~2010年の間は世界的な自動車OEMに対応していましたが、彼らの切削工具サプライヤーに対する期待は、非常に高いものでした。我々としても、ベストを尽くしたいところだったのですが、最適なマシンを見つける事は大きな課題でした。繰り返し性の高いマシンで、ミクロンレベルの精度を提供できるという要件を、既存のセットアップでは満たせませんでした。その時にANCAを発見し、初めて購入したANCAマシンはTX7という高パフォーマンスCNC研削盤でした」とへマント氏がコメントしました。
 

ANCAのマシンのメリットについて、へマント氏はこのように説明しました。「ANCAのおかげで、必要だったウェブ セントラリティーを得る事が出来ました。ウェブセントラリティーとは、工具の中心になっている位置にウェブがあるという事にして、それを、0.1mmの範囲で維持することです。そのウェブのセントラリティーは、X軸およびY軸に対して、10ミクロン以内の範囲で制御しなければなりません。このパラメータに従って制御できていれば、工具のパフォーマンスが向上します。以前実現出来て��なかった事ですが、ANCAは理想的な幾何学を提供することが出来ました。」
 

リピータビリティーとも呼ばれる繰り返し性は、切削工具のビジネスにおいて、最も大切な要因の一つです。つまり加工した一本目の工具と最後の工具が、同じような制度で全く同じ形状を保っていなければいけないという事を意味します。
 

「中級のマシンと上級のマシンの仕上げに、大きな差は出ないだろうと思われる方がいると思いますが、ミクロンの世界では、その差は見えるのです。ANCAのマシンのおかげで、我々は高精度と繰り返し性を実現出来ました。形状の僅かな違いが、工具の寿命と信頼性に影響があるので、それは我々にとって重要なことです。」
 

アーユド・ツールの顧客の数は350という数にも達成しており、顧客のニーズに合わせて製造しているのが自慢です。会社として、今まで4万種類もの工具を開発してきました。満足した顧客の長いリストには、国内外の大手自動車OEMも含まれます。

 

ANCAのおMX5およびTX7のおかげもあって、アーユド・ツール社は生産性の30%アップにも達成し、これからは航空宇宙などの難度の高い市場にも挑戦する事を積極的に検討しているそうです。
 

「ANCAのソフトウェアチームは経験が豊富で、いつも設計のプロジェクトを手伝ってくれます。彼らのオープンエンドのソフトウェアは、特に我々の様なカスタム工具専門の会社にとって、新しい工具を設計するのに役立ちます。提案した内容も最新バージョンで反映されていて、これ以上満足することは考えられません。」
 

ANCAの制御システムにはCAM機能も付いており、Unigraphicsにデータをエキスポートすることが出来ます。工具の設計を必要に応じて変更するのに役立ちます。ANCAは更に、現在三次元のモデル形状のCAMプログラムをマシン内で作成で来るようなポストプロセッサの開発を試作中です。

 

 

 

「インドの政府が電気自動車を推進するために、いくつかのプログラムを取り入れていますので、自動車産業におけるマシン加工の需要は、これから大幅に減る見込みです。しかし、それと同時に金型産業と航空宇宙産業においては、大きな可能性が見受けられますので、その需要の変化に合わせて、準備をしています」とへマント氏。
 

ANCAのテクノロジーをベースに、アーユド・ツール社は、厳しい航空宇宙産業及び金型産業のチャレンジにこたえられるよう、体制を整えています。


「2011年以来、市場が伸びなくなり、飽和状態でした。これをきっかけに、我々は新しい工具・形状に注目する事にし、時代に合った技術に投資するように、見直しました。ANCAのように時代に合ったテクノロジーに投資する事が、競争相手より先を行くことに、役立っています」とへマント氏よりコメントを頂きました。

2 2月 2018