ニュースレターを発行 2017年4月

オーストラリアのメルボルンにあるANCAヘッドオフィスに、最近ダノバット オーバーベック ID-400 L精密内筒研削盤とテイラー ホブソン585Hをインストールしました。 この新しいマシンは製造現場への大きな投資を意味し、私達の工程技術の幅を広げます。ANCAの大切な強みである製造工場は、最高の品質のために中心的な存在ですので、この投資は内筒研削と精密測定の能力にプラスアルファを与えてくれます。

ANCAの製造オペレーションマネジャーのマーク パットマンはこのようにコメントしました：「 メルボルンの工場には大きくてモダンなマシンショップと、ANCA製品の組み立ての際に直接パーツを提供する専用の精密研削室を設けております。この度導入した両方の機械は、既存の内部部品製造機能に統合し、サプライチェーン全体のさらなる自由度を補助しながら、リードタイム削減にも繋がります。」

私達は常に、最高のマシン部品品質を維持しながら、生産性を伸ばそうとしています。ダノバット オーバーベック ID-400 L精密インターナル研削盤を購入したことによって、精密ロータリー部品の製造キャパシティが拡大します。ダノバット オーバーベックの購入に合わせ、テイラー ホブソン585Hの完全に自動化された円形・円筒形用の測定・分析器機も購入しました。 

マークがさらに言います：「適切な機材を選択するために、ANCAは市場をリードする内部部品製造会社と円形測定器製造会社をいくつも詳しく調べて検討しました。ANCAの製造条件に合う製品を見抜くために、製造会社の視察を含めた細かいリサーチが行われました。」

チームがダノバット オーバーベック ID-400 L精密インターナル研削盤を選んだのは、他と比べ、ベッドが一番長くて、軸移動速度が一番速いことと、最高のスピンドル出力と一番広い業務スペースを提供してくれるからです。一つの天然花崗岩で出来た基礎は剛性と安定性の大きなメリットをもたらせます。テイラー ホブソン社のTalyrond 585H は、世界レベル のソフトウェアと測定分析能力で選びました。

「新しい機種には満足していますが、それよりも、提携先会社のダノバット グループとテイラー ホブソンに満足しております。お客さんが要求する製造公差は年々厳しくなり、この市場の需要にこたえられるかどうかは、最終的に生産される部品の精度と、その更に前の段階ではその部品を作るマシンや工程に左右されます。」

 「私達はこの状況に対して、新しい機材に投資したりもしていますが、精度の優れた部品を生産できるように、私達をサポートできる最適なパートナー会社と組むことも重視しています。チームとして、力を合わせて、なかなかレベルの高い製造公差を達成することができたので、携わった皆さんに、ANCAの力のレベルアップに貢献したことを感謝しております。」とマークがコメントしました。

弊社が市場最高の機材に投資し続ける事は 、製造に対する姿勢と、今後引き続き向上する意志の証になれば幸いです。