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ANCA社の最新CPXインプロセス外径計測システムは自動生産時にさらに厳しい公差を実現します
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2022年8月
CPX Linear でのバッチ生産において、研削したブランクの外径を監視、コントロールする最新の品質管理システム「インプロセス外径計測システム」が公差 0.003 mm で 1.33 を超える工程能力を達成
ANCA 社の最新技術によるCPX Linear マシンのインプロセス外径計測システムは、切削工具のブランク工程の無人生産にこれまで以上の生産力をもたらします。お客様にオートメーションシステムがもたらすメリットとより高い生産力を実感していただくため、ANCA 社は新技術を開発することで市場をリードしています。
大きい加工面とパワフルな切削スピンドルでより高い精度と生産力を実現する CPX Linear は、ANCA 社が開発したバッチ生産におけるブランク切削向けのソリューションです。品質を管理する手法である統計的プロセス制御 (SPC) を使って結果を計測することで、生産要件を満たすため直径公差 0.006 mm で 1.33 を超える工程能力を可能にしました。この品質管理システム基準がマシンの切削能力を分析しますが、研磨ホイールの摩耗がこの結果に影響を及ぼす可能性があります。
切削用研磨ホイールとその組成設計は自生作用とそのサイズと形状をキープする能力をもち、性能に大きな影響をもたらします。しかし、大きいバッチの切削工程では研磨ホイールの摩耗を避けることはできません。さらにこの摩耗が原因でブランクの切削が指定の許容値を外れてしまうこともあります。生産時の「ベストプラクティス」は、研磨ホイールの摩耗を手作業で補正することですが、これには常に対応可能なオペレーターが必要となり、無人生産とはなりません。
しかしこの CPX のインプロセス外径計測システムを使えば、無人生産を可能にするだけではなく、さらに公差 0.003 mm で 1.33 を超える工程能力という厳しい公差で生産性を向上することができます。つまり、これはバッチ生産内でブランク研削の外径を監視・管理する品質管理システムなのです。
この CPX Linear は高い材料除去率と厳しい公差でバッチを研削することを可能にします。さらに、外径測定ソフトウェアに標準装備されている統計的プロセス制御 (SPC) により、この外径測定システムがより強化されるのです。SPC はユーザー定義機能で、Cp 値と CpK 値と共に公差を常に監視・管理し、ユーザーに通知するシステムです。
この外径計測システムは、マシン内に常設されており、必要なときにのみ起動し、設定公差と測定頻度に基づいて、ブランク材の外径が公称径になるようにインプロセス測定と補正を行います。
CPX Linear のプロダクトマネージャーである Santosh Plakkat 氏は「ANCA 社では、品質を落とすことなく、お客様の生産性の向上とより良い生産の実現をもたらす方法を常に模索しています。この CPX インプロセス外径計測システムは、自動プロセス制御により、無人で大きいバッチのブランク研削を手助けする生産パートナーであり、このシステムは1回のセットアップで複数の直径をセットアップすることができるので、複雑なブランク形状でも長時間生産に最適なのです」と話します。
特長とメリット
インプロセスでの外径計測と自動補正機能
ブランクの長さに沿って複数の直径の測定が可能
測定した直径は記録され、ユーザーはオフラインでの統計的プロセス制御が可能
Cp と CpK 制限の設定とライブモニタリングが可能
指定の許容値から外れたブランクはマークされ、Loadermateソフトウェアで簡単に識別
無人でのブランク研削が可能
11 7月 2022