洗練させて自動化する
のおかげで手動入力が不要になる
のおかげで工具の品質を確保しつつ無駄を削減
工具メーカーとしては幾何学が正確であることが、優れた切削性能を得るために欠かせません。ここが競争相手と差を付けるポイントになり、最終的に成功する工具メーカーの評判の基礎になります。Zollerの測定機械とANCAのソフトウェアはスムーズにコミュニケーションを取り合うことで、工具測定、砥石測定、形状測定および補正の工程の単純化および向上を提供します。このパートナーシップにより、工具測定工程を洗練させて自動化することで重要なベネフィットをお客様に提供します。 従来の工具測定方法では、工具を加工してから手動で別の機械へ運び、ネジレ角、外径、すくい角といった設計値を確かめる流れでした。この工程で次に配慮しなければいけないのは、加工されたものを元々の図面の値と一致させるための工具補正でした。これらの工程を手動で行う際のリスクは、データのミスにより、本来生じないはずのスクラップが生まれることでした。
ANCAはZoller社と組んで、ZollerとANCAの機械間のコミュニケーションを可能にするためのインフラストラクチャーおよび共有システムを作り上げ、手動入力の必要性を無くすことに成功しました。自動工具加工工場を立ち上げた顧客にとって、このプロセスは、明確な効率化、高品質工具の達成、無駄の削減に役立ちます。
「Zollerのドイツにある製造と研究開発センターには、ANCAの最新ToolRoomおよびシミュレーションのソフトウェアが、開発中の製品のテスト用にあり、Zollerのソフトウェアもハードウェアも最新バージョンを用いて現場でテストすることで、開発できた製品が一体となって機能することを確実にしています。」 「特別なインターフェイスがコミュニケーション用に開発されました。例えば、Measurement Machine Wizardは、測定と補正の必要性が現れた場合に、自動的に両側でアップデートするというソフトウェアです。ANCAとZollerのマシンが両方とも同じネットワークに繋がっているか、USBスティックを通じて、データを工場内で転送できます。」