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ANCA 社の最新ソフトウェア RN34 に搭載されている先進技術が世界のお客様による急成長市場への新規参入と市場シェアの維持をサポート

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ANCA 社の ToolRoom RN34 は、航空宇宙、金型、一般マシニングさらに発電産業界向けに設計されたソフトウェアです。複雑なエンドミルの形状を直感的に作成することが可能となり、生産性の向上をもたらします。

燃焼エンジンから電気自動車への移行が進む現在、自動車業界における切削工具の需要は緩やかな減少傾向にあります。この流れの中、切削工具メーカーは、切削工具の供給と競争力と収益性を維持するため新たなターゲットセグメントを求めています。ANCA 社の ToolRoom RN34 は、先進技術と複雑な形状を可能にするソフトウェアで、2019年の11月にリリースされました。この時期は、まさに当社のお客様が新たなターゲットセグメントへの参入と投資を始めたタイミングです。
 
ToolRoom RN34 には、航空宇宙、金型、一般マシニングさらに発電産業界に向けた機能が揃っており、複雑なエンドミルの直感的な作成と生産性の向上をもたらします。これら 4 部門での今後 3 年間の CAGR (年平均成長率) は、世界の切削工具消費の 22.3%を占めると予想されています。 ToolRoom RN34 は、これらの部門に向けた高性能エンドミルの設計と製造を実現可能にしたのです。

これらの高性能工具の製造と供給における市場シェアを誰よりも先に獲得しようと、ToolRooms の優れた機能と研削ソリューションの RN34 に対する需要が高まっています。

 
工具バランス
 
びびりは、高品質表面仕上げ、寸法精度、さらに工具と機械寿命に悪影響です。これを小限に抑えるため、しっかり固定し、供給や速度をコントロールするシステムや(最も重要となる) 工具設計機能が搭載されています。びびりを抑えるための不等ピッチや不等ヘリックス/不等リードを設計・製造する技術は、長年、ソフトウェアに求められてきました。縦の溝に沿って角度が異なる不等ヘリックス/不等リードも必要です。これらのオプション機能なら角度や加工部品を係合させたり、高調波を取り除くタイミングを変更したりすることが可能です。
 
しかしながら、不等ヘリックス/不等リードは、工具全体の重量をばらつかせるため、より早い RPM でのバランス調整が求められます。バランスの取れた工具を使うことでこそ、速度や送り量を上げたり、切り込みをより深くしたりすることが可能となり、邪魔となる振動やびびりの可能性を取り除くことができるのです。これまで、これらの技術の組み合わせや開発は、さまざまな工具メーカーが、技術とエンジニアリングの融合によって、試行錯誤してきました。
 
びびりを最小限に抑えるために設計されたこれらのエンドミルは非常に複雑となっています。これが、最新版の ToolRoom RN34 による工具バランスの実現と開発に影響を与え、高い需要をもたらしたのです。お客様とエンドユーザーはこの工具バランスのパフォーマンス、特に金型や発電、さらに航空宇宙では非常にご満足いただいております。  「設計とシミュレーションソフトウェア間のコミュニケーションをダイレクトに行うことで、工具のバランシングがシンプルで、簡単になりました」ソフトウェア開発マネージャーである Thomson Mathew はこう話しています。

 
ANCA 社のバランシングソフトウェアを使えば、基本的に 5 分でバランスの取れた工具を作ることができます。特に複雑な工具だともう少し時間がかかりますが、それでも20分あれば可能です。数時間を費やすことのあった機械へのセットアップにかかる時間を大幅に短縮することができたのです。私たちは、25000 rpm で当社の 1 インチのアルミニウム製粗仕上げ工具を使用する航空宇宙業界で大きな成功を収めました。それとは別に、アルミニウム製の金型を加工するお客様からも高い評価を頂いており、当社では、彼らの各工具のバランス調整を行っています。このおかげで、彼らがこれまで使ってきた工具よりも部品の表面仕上げの質を上げることができたのです」


Frasia 社の生産マネージャー Douglas Franke


最先端の設計技術
 
広く使われるヘリックスのボールエンドオプションでは、最先端のドラッグ・アンド・ドロップのグラフィックデザインが採用されています。このボールエンドタイプの工具は、振動を減らすために改良された不規則なスパイラル曲線が特徴です。その表示がこれまでの 2D から最先端の 3D になったことで、ほぼ瞬時に視覚化することができ、作業性を高めています。これらの工具は、金型や発電、航空宇宙産業でも人気が高まっています。
 
ボールに沿って浅いらせんの形状が刻まれているボールエンド工具は、一般的に硬い材料の仕上げに使用されており、耐破壊性を高め、最適化された曲線が振動を抑制するため、深さのあるらせん形状の工具は主に攻撃的な切削に用いられます。

 

設計エッジ



金型のコアの加工



刃型の加工

 
ボールエンド工具の研削機

 
正確なチゼル角と直線、そして正確なチゼル形状のボールエンド切削工具を研削し、ボールの上に正確なライン型を入れるのは簡単な作業ではありません。最先端のデザインとなるとさらに困難です。しかし、この ToolRoom RN34 を使えば、工程全体を自動で行うため、簡単な作業で実現することが可能です。エンドユーザーは、用途に応じて必要な角度のチゼル形状を選ぶだけで、新しいサイクルが自動で研削パラメータを設定します。これにより、ボールエンド工具の中央切断が可能になり、先端部分の摩耗をなくします。

 

心厚とチゼルエッジ




ToolRoom RN34 の最新版には、改良を加えた ToolTypes 機能が搭載されています。これには、ダブルラジアスエンドミル、スレッドミル、ロリポップカッター、カウンターシンク工具、 ポケット研削加工、埋め込み研削ファイル機能、新しい研削モード、チップブレーカー、ヘリックスクリスマスツリーカッター、研削ファイルの保護機能、ダブルマージンドリルが含まれ、さらに成形ソフトウェアやその他の ToolType にさまざまな改良が加えられています。    
 
「ToolRoom RN34 は、エンドユーザー自身に複雑でさまざまな形状の工具を設計・製造する可能性を与えることを目的としたパッケージとなっています。技術の変貌を嫌うのではなく、生産性を新しいレベルに押し上げるためにはこれらをどのように活用できるかを考えるべきなのです」 - このように Thomson Mathew 氏は話しています。



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* Dedalus Consulting 2019, Cutting Tools Global Market Analysis 2019, Global Markets by Products, End-Users, Applications and Competition: 2019-2025 Analysis Forecast, Dedalus Consulting, New York, viewed 06 February 2020<https://www.dedalusconsulting.com/index.php/industries-covered/machining-materials-series/cutting-tools-menu/cutting-tools-world-market>

13 3月 2020