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ニュースレターを発行 2012年6月
大好評の FastGrind 工具研削盤用の FastLoad ローダーを新たに用意しました。FastLoad は製造と再研磨の両方に最適。非常にお手頃なローダーオプションは全ての新しい FastGrind に使用でき、既存の FastGrind にも後付可能です。
FastLoad は直径と長さの関係を最適化し、低コストの自動化ソリューションをお届けします。工具数最大245本、ローディングサイクル時間20秒という許容範囲内に設定。さらに、バッチ間にグリッパフィンガーを交換する必要もないため、生産性レベルを最大限に高めます。 FastLoad お手頃価格の秘密は?
FastLoad はマシンキャノピー内に収納され、パレットの作動と工具ローディングには既存の機械軸を使用します。 パレットはZ軸のサドルの側面に取り付けられており、機械のコラム上には伸縮アームが設置されています。ブランクと工具がロード/アンロードされた位置にアームが振り下ろされ、研削工程中にはアームは後退し直立位置に戻ります。ローダーへのアクセスは、基本的にマシンキャノピーの横にある扉から行う。また、作業者はマシンの前部扉をからも、パレット前部の工具を取り出すことも可能です。
マシン内の FastLoad ローダー
今日の厳しい製造環境において、素早い工具の交換が必要とされる状況に対し、FastLoad のセットアップは敏速で簡単です。パレットレイアウトはとてもシンプル。パレットはブランク(ピックアップ)用と完成工具(ストア)用の2つに分かれています。ピックアップとストアシーケンスは、下図の通りパレットの外側から内側へと移動します。パレット上の最初に研削される工具は、マシンオペレーターの扉を通してアクセスしやすい場所に保管されるため、オペレーターはローダーアクセスドアを使用する必要なく、簡単に工具を取り出して精度などを確認できます。
ローダーを上から見た、ストアとピックアップ位置関係とパレット上のローディング順序
工具ピックアップ高やコレット挿入長などのローディングパラメーターは、LoaderMate ソフトによって制御されます。さらに、LoaderMate ソフトは1枚のパレット上の複数の工具タイプに対応する柔軟性も備えています。1枚のパレット上のツールタイプに対し、個別に iGrind 加工ファイル(工具グループ)を設定可能。この機能により、1枚のパレットに異なるツールタイプとその加工ファイルを含めることが容易になりました。
FastLoad の仕様は下記の通りです。
技術仕様
• 最小工具直径 = Ø3mm • 最大工具直径 = Ø20mm • 最大工具ヘッド直径 = Ø25mm (1") • 工具長範囲 = 30mm (1.2") – 150mm (6”) • 一つのグリッパセットで全ての直径に対応 • ローディング時間は20秒 • ローダーキャパシティ
12 6月 2012