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ANCA 社の衝撃的に簡単な RFID 技術が Carbitools 社の生産性と効率を向上

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ANCA 社の FX7 と RFID オートメーションシステムが
Carbitool 社の高品質再研削サービスの短納期化を実現

 

Carbitool 社は、「木工の達人」として知られており、オーストラリアを拠点に、60年以上にわたって、木工やキャビネット、建具、家具、木材、パネル業界に向けた超硬工具を製造している会社です。2018年、Carbitool 社はオーストラリアの工具製造・修理グループである Sutton Tools によって買収され、現在は全世界でサービスを提供しています。

製造部門責任者であり再研削のスペシャリストである Michael Wilson 氏は、Carbitool 社で25年以上にわたり、特殊切削工具の製造と研削に携わってきました。

Wilson 氏によると、Carbitool 社は金属切削工具や木工用工具、高速スチール工具、超硬工具、さらに PCD 工具など、あらゆるタイプの工具を扱っているそうです。さらに、同社は、主要メーカーの切削工具の再研削やカタログにないパーソナライズされた工具の製造にも対応しているのも特徴です。Carbitool 社の事業は、航空宇宙やエンジニアリング、プラスチックなど、さまざまな業界に対応しており、オーストラリア全土でビジネスを展開しています。

無人での工具再研削を可能にした ANCA 社の FX-RFID

「私たちはその再研削品質に誇りを持っています。しかし、お客様にとっては、工具交換を素早く実施することも大切なことだと感じています」と Wilson 氏は言っています。「これまでは、1日中、自分たちの手で工具をセットする必要がありました。それでやっと再研削して、1本目を研削している間に次の加工のプログラムを書き込んで、次の工具をまたセットしていました。ただ、それには、誰かがずっとマシンの前に立っていなければなりませんでした」
しかし、この ANCA 社の 5軸式CNCマシンを使えば、この工程はより効率的で、かつ自動で行うことができます。Carbitool 社は、最近、オーストラリアで初めて RFID オートメーションシステムが搭載された ANCA 社の FX7 を導入しました。

このオートメーションシステムパッケージによって、同社は、直径やシャンク径、プログラム、形状、さらに種類が異なる工具を最大で 88本までセットできるようになりました。さらに、このマシンは、昼夜関係なく無人操業が可能で、工具研削ファイルに書き込まれる情報は、RFID キャリアにペアコード化されるため、パレットに配置する順序も気にする必要がありません。

「RFID オートメーションシステムが搭載された FX が届く前は、どんな仕組みなのか、プログラミングはどの程度複雑なのか、興味津々でした。でも、実際はびっくりするほど簡単でした」と Wilson 氏は語っています。「結果的に、自分は GOボタンを押すだけで、大体その場を立ち去ってしまいます。それも、私がマシンの前に立ってやらなければならなかった事をこのマシンが全部やってくれるからです」

Wilson 氏は、Fanuc ロボットがホイールパックとコレットを交換して、さらにキャリアと工具をピックアップするのだと説明してくれました。工具キャリアの RFID チップは、Wilson 氏がそのツール用に作成したプログラムにリンクされており、このプログラムには、工具のシャンク径や工具の形状、さらに工具を本来の仕様に戻すための再研削に必要なホイールパックに関する情報などが書き込まれています。キャリアは個別にプログラムされており、その工具情報などのメモを追加することが可能です。

「RFID のおかげで、夜間も稼働できるようになったので、工具の受注から納品までにかかる時間が短縮されました。これは、お客様にとって工具の納入が早くなるのは嬉しいことですし、私にとっても嬉しいことです。これらの工具をセットまたは事前プログラミングして、夜間にマシンを稼働させて、翌朝出社した時はすでにすべての工具が研削されているなんてことは、もはや珍しいことではなくなったのです」

「オートメーションシステム付き FX を購入したのは、本当に良い投資でした。そのおかげで、無人で工具の製造や再研削が可能になったのです。つまり、実質的には、もう一台マシンが増えた、あるいはもう一人作業員が増えたようなことですからね」

「再研削は増えているのに、私は2本の手しかありません。でも、この RFID オートメーションシステムがあれば、その場にいなくてもマシンを動かすことができるので、私は他のことができるのです。帰宅したり、お客様を訪問したり、再研削の依頼を取ってきたり、完成品を届けたり、特殊工具を作ってほしいという相談に乗ったりすることもできるのです」

「私たちはこれまでずっと ANCA 社のマシンを使い続けてきました。Sutton 社と Carbitool 社は、ANCA 社ととてもいい関係にあり、誰よりも早くこの新しい技術を試すことができて本当に嬉しく思っています」と Wilson 氏は締めくくってくれました。
 
 

17 4月 2023