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測定して、補正する

そして、安定したコア径を維持

トータルでのサイクルタイムを短縮

コアデジタイズの頻度を指定して複数の工具を研削する場合 

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digitised results

コア径のインプロセス測定補正

フルート研削では、切削工具を製造している際、大量の材料を除去しなければなりません。その結果、大量のバッチ数量を完全自動処理する場合、ホイールの摩耗によって、コア径の高い許容差を維持することが困難となります。この内蔵されているルビープローブは、処理中に測定と補正を行い、さらに指定された許容差内でコア径が安定するように維持する ANCA 社が提供するインプロセスソリューションです。ルビープローブ処理では、フルートの最深部を見つけるコア探索を実行します。すべてのフルーティング、つまり溝掘りの作業はこの機能によってサポートされており、デジタイズされた結果は表示オプション上で確認することができ、さらにサイクル終了後にはファイルにエクスポートすることが可能です。このルビープローブは、すべての ANCA 社マシンでお使いいただけます。
ルビープローブのコアデジタイズ機能
このサイクルでは、ルビープローブを使って、溝が掘られた工具に沿った所定の位置のコア径を測定します。このサイクルは次の処理に連動しています。
 
  • 超硬素材の溝
  • 溝研磨
  • 超硬素材の成形溝 (2、3または4本)
  • 成形溝の研磨 (2、3または4本)
  • 超硬素材のプロファイルコア成形溝 (2本)
  • プロファイルコア成形溝の研磨 (2本)
研削時の許容範囲をキープ
次に製造するロットの工具用に選択された溝堀り加工におけるコアの数値を規定値に補正することができる機能です。この機能を使っている間は、規定値に対して補正する割合を指定することができます。この規定となる数値は、使用する直径公差によって異なります。この直径公差には、「絶対値」または「相対値」のいずれかの形式が使われます。
 
  • 補正上限値と補正下限値が設定されていて、工具のデジタイズされたポイントがその以内であれば、次の工具で補正は行われません。
  • 一方、これらのポイントが許容範囲内であるものの補正制限値を超えている場合、デジタイズされたポイントは次の工具で補正されます。
  • さらに、工具のデジタイズされたすべてのポイントで許容範囲外となった場合、その工具は「不合格」となり、次の工具で補正は行われません。そして、処理を「継続」するか、機械を「停止」するかの選択によって、その影響が異なります。つまり、「停止」を選んでいる場合は、パラメータ「不合格工具上限数」で設定した不合格工具の連続本数を超えると停止します。
サイクルにもたらすメリット
工具ロットにおけるコアデジタイズの頻度を決定することで、複数の工具を研削する際のトータルでのサイクルタイムを短縮できる機能です。次のオプションから選ぶことができます。
 
  • 全工具 -ロット内のすべての工具においてこのサイクルを有効にします。
  • 最初の工具のみ -そのロットの最初の工具にのみ、このサイクルを有効にします。
  • 間隔を指定 - コアデジタイズしてから次にコアデジタイズする工具までの本数を指定することのできるオプションです。
デジタル処理結果の表示とエクスポート
デジタル化したコア径の値を目に見えるようにしたり、個人的に使用するためにこの結果を .CSV 形式ファイルにエクスポートしたりすることができます。
 
  • 工具個別表示 - デジタル化されたロット内の工具を個別に選択して、その結果をグラフで表示することができます。このグラフは、指定した許容範囲を青、補正範囲を緑で、デジタル化されたコア径値を赤で表示し、各ポイントの数値結果表も表示されます。この工具別データは、さらに .CSV 形式ファイルエクスポートすることも可能です。
  • 工具ロット別表示 - ルビープローブによるコアデジタイズを実行した工具のロットを表示して、その結果をグラフで表示することができます。グラフは、指定した許容範囲を青、ロットにおける特定の X 位置でデジタイズされたコア径を赤で表示します。さらに、表示する X 位置のグラフとそのサイズのいずれかを選ぶことができます。このコア径をデジタイズした工具のロットデータは、 .CSV 形式ファイルエクスポートすることも可能です。

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