次に製造するロットの工具用に選択された溝堀り加工におけるコアの数値を規定値に補正することができる機能です。この機能を使っている間は、規定値に対して補正する割合を指定することができます。この規定となる数値は、使用する直径公差によって異なります。この直径公差には、「絶対値」または「相対値」のいずれかの形式が使われます。
- 補正上限値と補正下限値が設定されていて、工具のデジタイズされたポイントがその以内であれば、次の工具で補正は行われません。
- 一方、これらのポイントが許容範囲内であるものの補正制限値を超えている場合、デジタイズされたポイントは次の工具で補正されます。
- さらに、工具のデジタイズされたすべてのポイントで許容範囲外となった場合、その工具は「不合格」となり、次の工具で補正は行われません。そして、処理を「継続」するか、機械を「停止」するかの選択によって、その影響が異なります。つまり、「停止」を選んでいる場合は、パラメータ「不合格工具上限数」で設定した不合格工具の連続本数を超えると停止します。