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ANCA 社、EMO 2021で自動レーザーマーキングシステム AutoMarkX を発表

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EMO では、ANCA ツール・オブ・ザ・イヤー 受賞者が発表され、さらに、急成長する電気自動車市場向けの考えられたスカイビングカッターマシン GCX がお披露目されます。
 

2021年6月:切削工具業界は、標準的な工具からますます複雑な形状へと進化しており、メーカーには新たなソリューションが求められています。特殊工具とも呼ばれることのあるこれらの工具について、ANCA 社は、今回の EMO Milano 2021 で、一回に複数のタイプの工具を設計したり、研削したりすることが可能で、特殊工具をより収益性の高いビジネスにしてくれる技術やソフトウェア、オートメーションシステムをご紹介いたします。
 
ANCA 社共同創設者である Patrick Boland 氏は「お客様は、より高い生産性と正確度、そしてより安定したプロセスを求めています。オートメーション化を示すインダストリー4.0、さらにすべての生産状況をデジタルでつなぐことのできる技術にも高い関心が集まっています。これを受けて、ANCA 社がお届けする新システムが、AIMS (ANCA Integrated Manufacturing System) です。これは全体をまとめるプラットフォームを指しており、今後これに対応するソフトウェアやハードウェアがリリースされる予定です。そのトップには管理ソフトウェアスイートがあり、その下に複雑な切削工具の研削、計測、プロセスに必要なすべてのハードウェアが位置しています」
 
「今回の EMO の当社ブースでは、新製品の AutoMarkX レーザーマーキングシステムを展示します。これは、効率を上げて、単純な手作業を減らすことで、工具の生産プロセスをよりシンプルにするシステムです。ANCA 社のフレキシブルなソフトウェアスイートとも互換性がある AutoMarkX なら、研削マシンのパレットから直接工具を装填し、レーザーマーキングを行います。ANCA 社独自の技術は、AIMS (ANCA Integrated Manufacturing System) での使用を前提に設計されており、AMR (Autonomous Mobile Robot) を使ってパレットの自動受取と自動送出を行い、AIMS サーバーと接続することで、工具にマーキングするデータを送信します」と Patrick 氏は話してくれました。

 
電気自動車
CNC 工具・フライス盤サプライヤーから見ると、市場における電気自動車 (EV) の成長は、課題であると同時にこれまでにないチャンスです。2017年、切削工具消費量の 11.8% は自動車業界によるものでした。しかし、電気自動車の増加とそれに伴う製造の変化がこの業界に大きな影響を与えることになります。純電気自動車の生産に求められる時間は、従来の内燃エンジン (ICE) よりも 50% から 75% 短縮され、その結果、ICE車の生産量が減少し、切削工具全体の消費量が減少することになります。
 
ANCA 社の GCX プロジェクトマネージャー Xiaoyu Wang 氏は、「自動車産業との取引を主に行っているお客様にとって、切削工具の需要の減少は大きな問題です。でも、電気自動車サプライチェーンに参入することで、未知のチャンスをつかむことができるのです。電気自動車のトランスミッションに使われている内歯車用のスカイビングカッターがまさにそれです。生産されている全歯車の約 45% は、自動車のトランスミッション用です。電気自動車の成長が、歯車の切削・製造業界に求められるものを大きく変えることになったのです。例えば、エンジンの回転速度が 20,000 RPM と高いということは、効率よく速度を下げるには、より高いギヤ比が必要となります。さらに、新しい電気トランスミッション設計では、複雑な遊星歯車システムが多く採用されています」
 
電気自動車の 28% から 36% という驚異的な成長率に後押しされて、高速スカイビング加工で使用されるスカイビングカッターの需要が高まっています。これらの複雑な形状により、超硬ソリッドスカイビングカッターの製造には、一連の技術と安定した再現性に優れた生産を可能にするプロセス開発が必要です。ANCA 社では、今回の EMO で GCX Linear マシンを出展し、業界最高水準である DIN AA 品質の超硬ソリッドスカイビングカッター製造用の完全ソリューションが如何に優れたものなのか、ご理解いただけると思います。
 
デモをご覧になりたい方は、ANCA 社の ホール 2 の F10 G09 ブース でお待ちしております

 
ANCA ツール・オブ・ザ・イヤー
ANCA 社の業界初コンクールが今年も開催され、EMO で 2021 年の受賞者がライブで発表されます。昨年は、世界中から約 30 作品が寄せられ、8万人以上のファンがその作品に目を止めて、さらにソーシャルメディア上では20万件を超える反応を得るなど、この業界が誇るスキルを披露するチャンスとなりました。
 
このコンクールでは、世界的な評価と素晴らしい商品が用意されており、切削工具の世界の魅力とそれを作り出す職人を称えています。
 
AutoMarkX
AutoMarkX は、手作業や労力を必要とするプロセスに代わる自動レーザーマーキングステーションです。AIMS との間に互換性があるため、必要に応じて、人の介入を要することなく、完全自動モードで動作することが可能です。オペレーターは工具を満載させたパレットをセットし、別の場所でより生産性があり付加価値をもたらす作業に従事することができます。このユニットは幅広い工具サイズに対応可能なので、多くのメーカーにご使用いただけます。投資利益率 (ROI) に優れており、工具生産事業に最適な選択です。
 
  • 労力を必要とする作業に変わりオートメーションシステム
  • お使いの ERP と AIMS にシームレスに統合 
  • 短期投資利益率を実現するコストパフォーマンスに優れたレーザーマーキングソリューション
 
 

GCX Linear
GCX Linearは、スカイビングカッター生産の新しいベンチマークです。ANCA 社の最高クラスのCNC研削盤プラットフォームにも適した GCX Linear は、スカイビングカッターとシェイパーカッターのすべての加工を1回のセットアップで仕上げることのできる専用機能が追加されています。業界初のインプロセス計測とダイレクトパス補正機能により、実用的な循環型生産ソリューションを提供します。
 
  • X 軸と Y 軸と Z 軸に LinX リニアモーター技術
  • アコースティックエミッションモニタリングシステム (AEMS) と監視された機械学習アルゴリズムを搭載したインプロセスドレッシング機能
  • モータ温度管理システム (MTC) が、マシンのウォームアップ時間を最小化し、研削中の熱安定度を実現
  • インプロセスでの形状とスペース計測に業界初のアナログプローブ使用
  • 砥石ホイールの再ドレッシングをせずにダイレクトにパス補正
  • 設計、シミュレーション、研削、ドレッシング、計測、そして補正を含むトータルソフトウェアパッケージ
 

CPX Linear
粗さ 0.2 µm (0.000008 in) RA 以内の表面仕上げと 2 ミクロン以下の工具振れを実現できるこの4軸研削盤が、ANCA 社のマシンラインアップに新しく加わります。CPX Linear は、大きな作業スペースと高出力の研削スピンドルが特徴で、ブランク作成時の生産性に優れ、今の市場に合わせた設計になっています。ピンチ/ピール研削製法を採用しており、ANCA 社の工具研削盤に要求される強さ、丈夫さ、熱安定性を実現します。
  • AR300 ローダー
  • 最高級コレットアダプタ
  • オーバーヘッドトップクランプ
  • テールストック (長いブランクサポート用)
 

FX7 Linear
より高い柔軟性や高出力のスピンドル出力が必要な方、もしくはロボットによるローダー許容量を大きくしたい方に最適なマシンが、FX7 Linear です。この FX7 Linear ならば、より高い生産性と正確さを要求する方にさまざまなオプションを提供します。オプションで用意されている 6 ステーションの砥石チェンジャーは、砥石ホイールとクーラントマニホールドの自動ローディングが可能です。さらに、最大 840 本の工具をローディングできるロボットローダもオプションとしてお選びいただけます。
 
  • X 軸と Y 軸にリニアモーター
  • スピーディな加工を可能にする AMD5x コントロールシステム
  • 剛性と精度を高める HSK40F テーパーがより優れた工具表面仕上げを実現
 

7 7月 2021