ニュースレターを発行 2024年11月

TapXには、まもなく強化されたセカンダリードレッサーが搭載され、アコースティックエミッションモニタリング（AEMS）を含む機能が追加される予定です。これらの機能は、ANCAの革新的なモータ温度制御（MTC）技術との互換性を 保有します。上記で、紹介したものは現在、TapXと一緒に特別注文として注文することが可能です。

タップ製造では、砥石のドレッシングが最も重要で、タップ製造に使用される砥石は、ほとんどが成形砥石です。例えば、
 

• フルート：ほぼ全てのタップにはフルートがあり、非常に直線的で浅いものから複雑な形状のものまで様々です。タップの性能にほとんど影響を与えないものから、大きな螺旋状のフルートで切りくず排出に重要なものまで様々です。
• スレッド：シングルリブ砥石は汎用性があり、マルチリブ砥石は非常に特殊です。どちらのタイプも、スレッドタイプ専用に形成されています。
• クレスト：この砥石は独立していることもありますが、多くの場合、同じ砥石上でスレッドの形に従います。

 
タップ製造の性質上、ほとんどの場合、ドレス可能な砥石が使用され、これらの砥石の形状は製造期間中一貫して維持されなければなりません。これが、新しいドレッサーとその一連の機能が真に優れている点です。

TapXにおけるドレッシングの重要性を考慮し、私たちはこのプロセスを全面的に見直し、現在提供されているものを凌駕しました。

この新型セカンダリードレッサーは、ドレッシング作業のアコースティックエミッションを監視することで、より自動化されたドレッシングサイクルを可能にするAEMSを搭載しています。この機能はドレッシングサイクルにインテリジェンスを導入し、砥石が適切にドレッシングされたことを自動的に検出し、不必要なドレッシングパスを排除します。これにより、ドレッシング時間の短縮と砥石寿命の延長を実現します。

アコースティックエミッションプロービングは、砥石とドレッサロールの軸方向誤差を検出して修正し、ドレッシングサイクルをさらに最適化することもできます。

さらに、私たちはMTCのメリットも提供しています。MTCは研削スピンドルの温度を完全に制御・維持することができ、この技術はドレス用を含むすべてのスピンドルに利用することができます。

MTCを使用することで、砥石スピンドルとドレッシングスピンドルの両方の熱設定を制御することができ、一般的に熱成長によって生じる誤差を排除することができます。これは、重要な形状を研削砥石にドレッシングするために、これら2つのスピンドルを本質的に擦り合わせることを考えると、重要なことです。

詳細については、お近くのANCA Japanにご相談ください。
 

23 10月 2024