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ANCA 社 CPX Linear での長尺ブランク研削にテールストックサポートが自在な柔軟性を叶える

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このテールストックオプションが細いブランクを折れから守る

 
前回の記事では、CPX Linear の機能と V 字ブロックブランクから一定の距離に研削ポイントを配置するメリットをお話しました。

ANCA 社のブランク研削盤では、寸法の精度と 0.2 Ra 未満の表面仕上げを維持しながら実現した高い材料除去率が CPX Linear マシンの主な特徴となっています。

このマシンでは、さまざまなブランク研削用に設計されたピールやピンチ/ピール研削法を用いています。下の図のように、研削盤とサポートの間に 1-2 mm の距離を固定することで、研削ポイントに強度を持たせ、研削ホイールにより高い切削力を加えることが可能になります。この切削力と CPX Linear の高トルク粗加工スピンドルが大型工具でも高い材料除去率を実現するのです。

 
 

テールストックサポートを使った研削       

 
長尺ドリルとは、直径と長さの比率から見て、細長いブランクを使ったものを指しています。ブランクを高い回転数 (RPM) で研削して、V 字型サポートから離れてしまうと、そのブランクの細さ故にその先端部分がホイッピングして、場合によってはブランクが折れてしまうことがあります。このブランクのホイッピングとは、簡単に言うとサポートされていない端の振れのことです。
 
CPX テールストックは、空気圧シリンダーの背圧によって、ブランクの先端部分をしっかり抑えて、ホイップをサポートするものです。この背圧は、ユーザーがブランク研削プログラムに数値を入力することで調整が可能です。例えば、D1mm x 200mm のブランクに適用される背圧は、 D10mm x 200mm のブランクのそれよりもかなり小さくなります。

 
 
このテールストックは、角度を選べるメスセンターでブランクを支えて、さまざまな長さのブランクを臨機応変に研削します。下の画像は、テールストックサポートを使ってブランクがどのように研削されるのかを上から見た写真です。
  
生産性の向上とブランク研削における研削プロセスコントロールソリューションを実現する CPX Linear に搭載されている複数のオプションや機能のひとつが、このテールストックなのです。
 
 
 
 
 

3 11月 2022