ニュースレターを発行 2019年3月

 
 McKinsey* 社の調査結果によると、製造産業において、世界中で年間約7490億労働時間が発生しています。その内の約60％(4780億時間)は自動化可能または既存の技術で少なくとも半自動化可能である。その4780億時間の労働時間の小さい割合だけでも、計画や分析、戦略に充てられた時を、想像してみてください。

ANCAのソフトウェア製品マネジャーであるトムソン・マッシューは話しました：「工具製造において、競合に負けないために、多くのビジネスは自動化や半自動化に目を向けています。そのインフラストラクチャーを賢くセットアップするために時間をかけるのも、生産性、マシンデータへのアクセスや低い生産費と言った、ビジネスの大きな利点に繋がるので、重要です。」

「ANCAはお客様がスマート工場にするために必要な、充実した製品や機能のラインアップを持っています。その一つとしてiView測定システムは加工済みの工具を研削盤内のクランプに持たれたままで測定できます。この機能は更に向上され、今は新しいカメラブラケットによってオペレータは底刃、二番幅、リップ距離、チゼル角度などのパラメータを目で確認して手動でも測定できます、」とトムソンが語りました。


                   



iViewは工具メーカーに、セットアップ時間の短縮を提供


工具製造者がiViewのカメラを使って加工された工具のイメージを撮り、工具を研削盤から取り出さずに、そのイメージをiViewが作成する理想のオーバーレイ プロファイルと比較できます。セットアップ時間の短縮はもちろん、隠された工具を一回のセットアップの中で全ての要件と合わせて確認できるため、精度の向上にも繋がります。

iViewは切削工具の実物とプロファイルを正確に比較および測定できるように、0.002mmの精度を提供します。このテクノロジーは実際の工具を基に、プロファイル誤差を把握し、自動的に補正し、再研磨を行います。このプロセスは更に、工具を研削盤から測定の機械へ移す際に発生しうる精度低下も、避けます。 


                

多用性で高精度なiViewカメラはMX、TX、GX/FastGrindのラインアップの複数のマシンに対応しています。新しいブラケット装置では、カメラを横向きにマシン内に取り付ける事ができます。オペレータは底刃、二番幅、リップ距離、チゼル角度などを目で確認して、手動測定する事もできます。

この設計は新しいカメラのみならず、既存のiViewカメラに追加して使用していただけます。カメラはマシン内に取り付けられたアダプタプレートにスライドして付けてから、測定のためにクランプでしっかり留められます。
 

* Human + machine: A new era of automation in manufacturing, McKinsey&Company, September 2017
 

30 5月 2019