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既存のTX7+の精度を高め、振動を削減

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どんな工具研削事業でも、成功の鍵はミクロン単位で決定されます。商品の精度を高めれば高めるほど、競合他社に対する優位性を示すことができ、リピーターのお客様を確保できます。そのためにはマシンの新規導入という手段もありますが、短期ソリューションとしては現実的でない場合もあります。そこで即効性のある割安な代替案は、より新しいソフトまたはツーリングにアップグレードすることです。
 

既存のANCA TX7+ マシンに対して弊社が提供する改良策は、スピンドルから回転軸への自動切り替えシステムです。連続した砥石パックの自動交換の際に砥石アーバとスピンドルテーパーの相対位置を一定に維持することで、工程の安定性が著しく向上することがわかったのです。
 

TX7+ スピンドルと砥石パック
 


既存のTX7+の精度を高め、振動を削減

 

市場発表以来TX7は、両砥石パックに障害のないアクセスを提供する砥石の自動交換機能を装備していました。アーバーの振れに関しては、TX7のBigPlusの二面拘束システムが業界ベストの結果を実現しています。BigPlusアーバーまたは関連するスピンドルテーパーに少しでも誤差が生じると、実際の砥石の振れにも影響することにANCAのエンジニアが気づきました。その結果、ANCA はこの課題に直接対応できるシンプルなシステムを開発しました。
 

理想の世界では、スピンドルと砥石アーバーテーパーの両方が振れゼロで製造されます。しかし現実的には、それぞれの製造工程で多少の振れが生じます。スピンドルと砥石アーバーの両方に、それぞれ2ミクロンの振れが生じることを想像してください。砥石アーバーとスピンドルが一緒になった時点で、相対オリエンテーションによるシステムの振れ合計は、0ミクロン(振れを互いから差し引いた場合)から4ミクロン(振れを足した場合)まで変化します。砥石をドレスすることで砥石の振れを除去できるため、これ自体は問題ではありません。しかし、TX7運転時に行われる砥石パック交換の際にスピンドルとアーバーの相対位置が変わり、再び研削砥石が取り付けられると振れが生じるのです。
 

砥石振れの変動により、以下のような好ましくない現象が生じます:
 

  • 砥石の実際の研削サイズ変動により、工具ジオメトリーと工程の安定性が左右されます。例えば、エキセントリック外径研削の際、砥石直径に対して最大4ミクロンの変動があると、工具ラジアスに対して4ミクロンの変動、工具直径に対ては8ミクロンの変動が生じます。
     
  • 表面仕上げに影響を及ぼす砥石バランスの変動。

スピンドルにTX7+砥石アーバーが取り付けられている様子
 


ANCAのスピンドルオリエンテーションソリューションは、貴社のTX7+に対応しています

ANCA’s のスピンドルオリエンテーショシステムには、スピンドルに特別装備したエンコーダーと、ANCAが新たに開発したスピンドルドライブ制御技術を搭載。砥石パックが自動交換される度に、スピンドルと砥石アーバーが繰り返し同じ相対位置に戻ることを保証します。マシンのダウンタイムは1営業日以内で、スピンドルオリエンテーションシステムを貴社のTX7+に取り付け可能。これだけで、工程の一貫性と研削結果の向上による利点を実感できるでしょう。
 

TX7+のアップグレード予約は、最寄りのANCA 販売店にご連絡ください。

 

 

 

10 6月 2011