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2021年1月
Bachert家の家族経営のビジネスで、最新のANCA AR300 カオスロボットローダーが世界で初めて使用されました
工具製造会社を経営者しているDieter Bachert氏は、1999年以来、ドイツのシュトゥットガルト近郊でビジネスの継続的な拡大をはかってきました。Bachert WerkzeugschleiftechnikはANCA社の長期にわたる顧客であり、2001年最初にANCA RGXに投資したのが全ての始まりでした。
会社は、その質の高い仕事と個々の顧客に見合ったソリューションを提供することで、地域を超えて名が知れる様になりました。 彼らが所有するANCA RGXは、確かな生産結果を提供し続けています。 ビジネスの成長の手助けを得るために、会社は自動化ソリューション、とりわけ工具ローディングソリューションにも関心を持ちました。
ANCAの新型AR300、自動混合工具ローディングソリューションがEMOで発表
EMO 2019にてDieter Bachert氏は、別のANCA工具とカッターグラインダー、すなわち新型
AR300 Scaraロボットを備えたFX5 Linearへ投資するソリューションを見つけ出しました。EMOに展示されていたこの混合バッチ用の新しいコレットローディングソリューションを備えたマシーンは、その後、2019年10月にバルトマンスヴァイラーのシュヴァーベン村にあるBachert氏の工場に設置されることになりました。
特注の再研削ソリューションは無人製造も提供
「ANCAは前のEMO でAR300を備えた新しいスモールバッチ再研削とカオスロボットローダー用の新しい自動ソリューションを発表していました。これは当社の再研削サービスの必要条件に適う特注のソリューションです。当社は切削工具の研ぎ直し、修理、交換のための集配サービスを提供しています。私たちの仕事の特徴は毎日多種多様な切削工具の処理を行うことです。混合スモールバッチ用の自動ソリューションを備えた新型AR300を用いることにより、様々な顧客からの工具を混ぜ合わせてロードすることが可能になり、更にマシーンを無人で稼動させることもできます。」とDieter Bachert氏は説明します。
「Loadermateソフトウェアにより、各パレットの位置プログラミングや、1つのプログラムを複数の工具が連続して使用することが可能になります。当社のtoolroomでの混合工具と研削要件は毎日変化しますが、新しいローダーソリューションを使用することにより、直径や工具タイプにより工具を整理したり、1人のお客様の工具をひとまとめにしたりすることができます。私たちが今日再研磨する工具の量を、マニュアルローディングで処理する必要はもはやありません。」
この追加機能により、管理業務もしくは他のマシーンでの特殊工具の研削にかかる通常の時間内でも、貴重な時間を確保できます。Dieter Bachert氏は、昼休みにもマシーンを稼動させるよう設定しています。
Dieter氏は次のように付け加えています。「それに加えて、通常の勤務時間終了前に、更にマシーンをロードさせるようにしています。追加の人件費無しで数時間無人でマシーンを稼動させることができるため、この方法により会社の生産性と収益が向上しました。」
どの様に新型AR300はスモールバッチワーク用のコレットローディングを行うのか？
ANCAのFXシリーズのプロダクトマネージャーであるAndreas Sommer氏は「FX5 Linearは生産向上を得るために自動化とバラエティーに富んだ異なるローディングオプションを提供しています。AR300、ANCAが設計と製造を行ったロボットは今、自動コレットローディングソリューションを提供しています。」と説明しました。
「再研削ソリューションとしてFX5に実装されたAR300のコレットローディングは、異なる直径や種類の多様な工具の再研磨を1つのセットアップで行えます。」
「AR300は工具と日研コレットを共にロードします。工具はパレット内へと位置付けられますが、その時各工具はパレット内で独自のコレットを与えられ、工具とコレットはSchäublin B32/45コレットアダプターとコレットへとロードされます。パレット内のコレットは日研NK22 もしくは KM20コレットです。」
「パレット内の其々の位置にある各工具はオペレーターによりプログラムできます。様々な工具のサイズとタイプは1つのバッチで使用可能です。スモール混合バッチコレットローディングソリューションは、外径20mmの日研コレットを使用した自動ローディングで最大30工具迄のキ ャ パ シ ティを持ちます。」
「日研コレットNK20またはKM20は、直径3mmから16mmまでの工具をロードできます。外径22mm の日研コレットでは、工具の最大直径は18mmになります。」
「企業の生産性向上に役立つ無人生産において、約25秒のロードサイクルで工具の混合バッチをロードする柔軟性を持ちます。スマートファクトリーソリューションは通常生産に容易く組み込むことが可能です。」
15 1月 2021