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2017年2月
前回のEニュースではCARB-I-TOOLとお話しして、彼らがプラスチック製や複合材料を加工した工具の拡大する需要にこたえるためにMX7リニアマシンに投資してからの体験について伺いました。
Ross Storay, CARB-I-TOOLのプロダクションマネジャー ロス・ストーレイ氏が、MX7リニアとMX7ボールスクリューマシンで加工した工具を比較すると、サイクルタイムに関して大きなメリットがあると報告。「優れた表面仕上げも確認できましたし、MX7リニアでの研削の場合、サイクルタイムは10%までも減らせることに成功しました。」
ロスさんは、MX7リニアの力(フォース)も強いと感じ、溝加工の場合に、よりタフに加工できるマシンだと実感したそうです。全体的には、MX7リニアのパフォーマンスにとても満足していて、これから、現在の工具ラインアップに関して、このマシンで更に向上できる部分がある事を期待しているそうです。
CARB-I-TOOLは常に最高の機材に投資している会社です。投資戦略の一部として、MX7リニア用にLaserPlusの測定システムも購入しました。LaserPlusを使うと、オペレータがプロセス中に、工具をマシンから取り出さずに、加工後の工具を正確に測定できます。このレーザー測定は完全に自動化されているため、オペレータの介入を一切必要としません。工具の大量バッチで ± 0.002mm以内の精度を維持することができます。
Ross氏は、LaserPlusは工具外径の厳しい公差を維持するのにとても有効だと言っています。「顧客は、いつも工具径の公差を厳しく要求してきます。 LaserPlusを使用して、すべてのツールの直径を測定し、工具径が正しいことを確認しています。
「レーザを使用して以来、不良工具が事実上殆どなくなりました。」とRoss氏は結論付けました。つまり、CARB-I-TOOLSはLaserPlusがレーザーの精度と再現性により、公差から僅かなブレが発生した場合に、それを認識して補正してくれるので、それに頼れるという安心感も得られていると言う訳です。
CARB-I-TOOLの工場、メルボルン、オーストラリア