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切削工具メーカー F.O. Select 社 - ANCA 社技術への投資により「完全オートメーション製造」を導入し、スイス国内における競争に勝利

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新技術が、F.O.Selection 社に、切削工具のより優れた品質、性能、そして耐久性をもたらしました。

 

F.O. Select 社の5代目となる Loïc Jacot 氏は「1886年、私の曽祖父が剃刀の刃の製造を開始したのがこのビジネスの始まりです。20世紀初頭、多国籍企業である Gillette 社がヨーロッパ市場に参入したのをきっかけに、 Arnold Schumacher がさまざまな切削工具の生産によって多様化させる決断をしました」と話してくれました。

さらに「うちの得意先は、今もなお、家族経営であることを気に入ってくれています。私たちには、工具作りにおける130年以上の経験があり、市場に出回っているほぼすべての主要研削マシンメーカーと取引をしています。世界中の人々が鍵を使うようになってから、毎日のように何百万という数の鍵を切削する必要があります。この市場はニッチですが、その規模は世界へ広がっています」と話しています。

鍵用の研削工具や研磨ホイール、さらに細目研削工具の製造に特化した F.O. Select 社は、伝説のあるスイス品質を大切にしています。そして、そのバイタリティーと高度な専門知識こそが、革新的なパフォーマンスと安心品質の追求を可能にしているのです。生産の面に関しては、伝統の職人技術と近代的な生産方法を組み合わせた最先端技術を持っているのがこの企業の特徴です。

Loïc 氏は、「うちでは、すべての製品は自社製造なので、生産プロセス全体を一括管理することが可能です。年間約10万本の工具を生産しており、48時間という最短のリードタイムで世界75か国に輸出しています。 人々はより高い安全を求めており、鍵はどんどん複雑になっています。市場が精密さを求めるようになったからこそ、鍵を製造するより精密な機械が必要となったのです」と話しています。


「スイスはあらゆるものが高価であり、競争力をつけるには、オートメーションシステムが不可欠です。そこで、より高い効率と生産性を追求すればコスト削減が可能であると認識した上で、自分たちの生産ニーズに最適なソリューションを探しました。とはいえ、設備投資は高価です。そこで、まず新しいマシンの購入の是非を考える必要がありました。さらに、オートメーションソリューションによる生産性という面から、ANCA 社の FX5 研削マシンがうちの生産工程に適しているかどうかも検討しました。品質もまた、うちのビジネスにとって大切なのです」と加えています。

さらに「うちでは、人の手を必要としない完全オートメーションシステムに投資することで、営業時間後や夜間、週末などでも無人で工具を生産することが可能となり、コスト削減を達成することができたのです」

「実際、うちでは、ANCA 社の FX5 研削マシンを導入して以来、年中無休の24時間体制で動いています」

「効率性、確実性、さらに精度をもたらしてくれる新しい技術は、とても重要です。うちの新しい ANCA 社マシンは、非常に精密でオートメーション化されています。さらに、レーザーを使うことで、マシンにセットされている工具を計測することが可能で、マシン自らソフトウェアを変更して訂正してくれます。この機能は、夜間や週末に無人で作業するには非常に助かります」

「ANCA 社のマシンは、ソフトウェアが使いやすく、セットアップが簡単です。ANCA 社のマシンを導入するまで、エンドミルを製造する研削マシンのセットアップの経験はありませんでした。それが今は2台所有しており、今後、さらに増えるかもしれません」


「うちでは、マシンの正しいセットアップを学ぶため、ANCA 社が提供してくれるトレーニングを受けています。ロボットはセットアップがとても簡単で、たったの数分で、直径を変更したり、テーブルを交換したりが可能で、すぐに生産できます。あと、個人的には、マシンがよりコンパクトになったというのもポイントだと思っています。ANCA 社マシンの新旧を比較しても、新しい方は30%ほど小さくなっています」 

「最新の精密オートメーションマシンを所有する私たちには明るい未来があります。さらに、生産工程全体を管理することができるのでノウハウを磨くことができ、より精密でより耐久性に優れた工具を作ることができるのです」

1 12月 2021