ニュースレターを発行 2012年8月

新しいエンドミルウィザード

 

ToolRoom 2012には、iGrindにボールノーズ、コーナーラジアス、スクエアエンドミル、面取りエンドミルを対象とした、まったく新しい総合エンドミルウィザードが組み込まれています。 
 

• マシン上に製造可能な工具を簡単に自動作成
• 工具形状をカスタマイズできる数々のオプション
• 自動砥石選択及び推奨機能
• エンドミルプログラミングを簡易化し、オペレーターのトレーニング時間を削減
• 完全カスタマイズを実現！貴社の工具と製造方式に合わせた独自のウィザードを設定可能
• 異なる製品群に合わせて複数のカスタマイズパターンを作成可能

iGrindに統合された新たな３Ｄグラフィックの他、エンドミルウィザードは工具プログラミングやセットアップの時間を大幅に短縮。

砥石オリエンテーション自動設定ー端面

 

  

 

端面仕上げと4番加工時の砥石オリエンテーションとクリアランスを自動計算。
 

• 干渉を回避するフルート毎の設定値を計算
• 各溝の数値を手動計算するオプションの追加
• 多数溝加工時のエンドミルのプログラミングを簡素化

 

ボールギャッシュアンダーカット検出

  

 

ボールギャッシュを研削する際、目視できる研削痕が残るアンダーカットの可能性を自動検出。
 

• iGrindが警告を表示し修正数値を推奨

 

ボールギャッシュ延長t

  

ボールギャッシュ研削用の５軸研削パスの拡張
 

• ギャッシュ加工延長は自動または手動で指定可能
• 砥石のアプローチ、または退避時の発生しうる研削痕を解消し、表面仕上げを向上

 

ボールノーズ — 角度指定加工パス拡張

 

ボール部の加工に対し、指定した角度で５軸アプローチを可能にするオプションを、外径とボール仕上げサイクルに追加。
 

• 小さい角度を持ってでボールにアプローチすることで表面仕上げの向上を可能に
• ２パス加工方式使用時、外径ーボールのつなぎ目に起こりうる段差の発生可能性を無くす

 

コーナーラジアス用の多様変数

 

コーナーラジアス、二番と三番の逃げ、さらにランド幅の多様変数を使用可能。

• これらに沿ったジオメトリーの変更が可能

 

コーナーラジアスギャッシング

 

  

 

コーナーラジアスギャッシング作業に、砥石外周または砥石端面基準での停止位置コントロールのオプションを追加。
 

端面とポイントギャッシングクリアランス

  

端面とポイントギャッシングの際、表面仕上げを向上するための砥石クリアランス角が指定可能。

 

エキセントリックカップ砥石設定

 

  

 

砥石設定バーを使用してエキセントリックカップ砥石（11M2）を容易で正確に設定する新方式を砥石エディターに追加。

 

エンドミル関係のToolRoom 2012新機能

 

• 新たに端面とポイントギャッシング加工砥石面(正面または背面)選択が可能
• レーザー外径SPC用に研削～デジタイズ～研削補正
• ボールノーズ工具用のCim3Dにアークブランクを自動的に使用
• 直刃ボールノーズ工具の補正

 

12 8月 2012